私が高校生の頃に、伯母さんが口腔癌になりました。
口内炎がたくさん出来て、それなのに痛みを感じないといって不思議がっていたのを覚えています。
歯医者で診てもらい、結局大学病院へ紹介状を書いてもらいました。
早期発見ではありませんでした。
家に帰ってきた伯母は、前のようなきりりとした顔ではなく、ゆがんでいたし、開かなくなった口では固形のものを食べる事が出来ない状態。
口が開かないので、話す事もままならず、意思の疎通が出来なくて癇癪を起こすようになっていました。
口腔癌の治療には、手術と放射線治療があります。抗癌剤などの科学的療法も効果があるそうです。
手術は、癌が小さいものならば、後遺症も無く済むようですが、伯母のように進行してしまっている場合は、顎や頬の骨を削るような大掛かりなものになるため、手術後には口や舌が動きにくくなったり、感覚がなくなる、鈍くなるなどの後遺症があらわれます。
術後にリハビリをするとはいえ、完全に元の状態に戻せるわけではないので、かなり辛いと思います。
そのため最近では、話す、食べる、飲み込むといった大切な口腔の機能を守るために、放射線治療を選択する方が増えてきているようです。
放射線治療は身体の内部から照射する小線源治療というものを行うのだそうです。
副作用もありますが、口内炎と唾液腺の萎縮による口・のどの渇きなどで、いずれも一時的なものです。
伯母さんの自覚症状は、痛くない口内炎でした。
それ以来、私も口内炎には敏感です。
明らかに口内炎が出来ているのに、全く痛まない場合、病院で診断してもらうことが早期発見につながると思います。